この記事では、フランス語の音読学習におすすめの教材を紹介します。
言語学習で大切なのは、日常的にその言語を使用し、言葉の思考回路を身に付けること。語学の思考を身に付けるためには、継続した学習が必要不可欠です。
特にフランス語の音読学習を重点的に継続して行うことで、文法や単語の知識を身に付けられるだけでなく、フランス語の正しい発音を学ぶことができます。
そこで今回は、French With編集部がおすすめする音読学習教材をまとめて紹介します。フランス語の音読学習に興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
目次
フランス語の音読学習をする3つの方法
まずは、フランス語の音読学習をする際におすすめの方法を紹介します。
「フランス語の音読学習をしたいけどやり方がわからない!」という方はぜひ参考にしてみてください。
- シャドーイング
- リピーティング
- オーバーラッピング
1.シャドーイング
シャドーイングは、流れてくる音声を聴きつつ、少し遅れて聴こえた音声を真似して発音していく学習法です。元々英語通訳のトレーニングとして開発された学習方法ですが、フランス語の音読学習にもとても効果的とされています。
お手本の音声を真似するように繰り返し学習することで、自然とネイティブのアクセントや発音を覚えることができます。
まずは音声を聴きながら文章を読み上げることから始めて、最終的に音声のみを聞いて発声できるようになれば、さらに自然なフランス語を身につけることができるでしょう。
効率良くフランス語の発音を身につけたい方や、初めて音読学習を行う方におすすめの学習方法です。
2.リピーティング
リピーティングは、文章の音声を流して一度止めた後に、自分で文章を声に出して読む学習方法です。
この手法では、一度だけではなく、何度も繰り返し音読学習を行うことがポイントになります。その際は手本の音声を模倣するように、繰り返すことが大切です。
フランス語の発音を聞きながら、声に出して文章を読むという作業を繰り返すので耳と目を同時に使います。単語同士の音のつながりであるリエゾンや細かいアクセントの違いに気づき、さらに自然なフランス語を身に付けることができるでしょう。
ノートなどにわからない単語や表現をメモしておくと、後から復習できるのでおすすめです。
3.オーバーラッピング
オーバーラッピングは、流れていく音声に合わせて、音声と同時に発音する学習方法。
この学習法を行う際には、まずある程度文章を暗記することをおすすめします。事前に文章が頭に入ってることで、フランス語の発音やイントネーションの発声に集中しやすくなり、単語と表現が定着しやすくなります。
お手本の音声と同じタイミング、スピードを意識して音読するのがポイントお手本に音声に近い発声をすることで、より自然なフランス語を話せるようになります。
フランス語の音読学習におすすめの教材【3選】
早速、フランス語の音読学習に役立つ教材を紹介します。
ご自身の学習方法に合わせて、参考にしてみてくださいね!
- 話せる!音読フランス語200文
- 今すぐ覚える音読フランス語 (東進ブックス)
- Le tour de monde en 80 jours 80日間世界一周
1.話せる!音読フランス語200文
「話せる!音読フランス語200文」は、1年間で120から200の実用的なフランス語のフレーズを覚えることができる教材です。フランス語学習教材として有名な「フランス語200文」を元に作られています。
各ページには5つの例文が、それぞれ日本語→フランス語の順で掲載されています。原文だけではなく、既に翻訳された文があるので、意味を確認しながら効率よく学習が進められるのがポイント。
さらには、語彙、動詞活用、文法に対する簡潔な解説も掲載されています。疑問をすぐに解決できるので、スキマ時間に学習したい方におすすめです。
また、音読学習のための発音の指示があるのも、この教材の特徴。音声データは第三書房のホームページから無料ダウンロードして、音読学習を進めることができます。
移動中などのちょっとした時間を使って、効率良く実践的なフランス語の表現や発音を学びたい方にはぴったりの教材です。
2.今すぐ覚える音読フランス語
「今すぐ覚える音読フランス語」は、基本的な単語約1000語を厳選・収録した教材です。例文が多用されているので、単語が覚えやすくなっています。
例文で扱われるテーマは、バラエティー豊か。フランス社会と文化を知れるものが多く、語源や同義語、反義語を同時に紹介することで、フランス語に対する理解を深められるのもポイントです。
付属のCD2枚には、単語とその日本語訳、例文の発音が収録されており、いつでも正しい発音を確認することができます。CDを活用して繰り返し音読練習をしてみましょう。
さらに、辞書代わりにもなるフランス語付き日本語索引も付いてくるので、何度も復習をしたい方におすすめの教材です。
3.Le tour de monde en 80 jours 80日間世界一周
「Le tour de monde en 80 jours 80日間世界一周」は、フランス出身の作家であるヴェルヌ=ジュールの作品を通して、フランス語が学べる教材です。この教材を使用して1日10分程の音読学習法を行えば、リスニング能力・読解能力を鍛えることができます。
また、原作の絵が使用されているので、気軽に楽しく学習を進められるのもポイント。初心者でも無理のない範囲で読み進めることができるのは嬉しいですよね。
登場する文法は、できるだけ原文に近い表現が使われています。物語としても読み応えがあるので、学習を続けるモチベーションになりますよ!さらにCDには、作品に出てくるフランス語と日本語訳が収録されているので、解説とあわせて学習できるのもポイント。
フランス文学に触れつつ、楽しく学習を進めたい方はぜひ参考にしてみてください。
フランス語の音読学習としておすすめのシャドーイング教材【3選】
フランス語の音読学習において、特に大切なのがシャドーイング。
お手本の音声を真似をするように、ネイティブの発音や細かいアクセントなどを意識しましょう。
ここでは、編集部がおすすめするシャドーイング学習の教材をまとめました!フランス語のシャドーイング学習を重点的に進めたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- NHKラジオ まいにちフランス語
- フランス語シャドーイング入門: 聴くと話すが同時に身につく
- 改訂版 口が覚えるフランス語 スピーキング体得トレーニング
1.NHKラジオ まいにちフランス語
「NHKラジオ まいにちフランス語」は、NHKで放送されているフランス語講座の内容をまとめた教材です。入門編と応用編があり、自分の学習レベルに応じて教材を選べるのがうれしいですね。
入門編は、フランス語での会話に役立つ単語や表現を紹介しており、初心者の方でも無理なく学習を進めることができます。
応用編は、フランス文化を理解を深めるためにオペラの台本を題材として取り上げるなど、さらに複雑なテーマを取り扱っています。
初心者から上級者まで幅広い学習レベルの方におすすめの教材なので、ラジオ放送を聞きながらシャドーイング学習に活用してみてくださいね。
2.フランス語シャドーイング入門: 聴くと話すが同時に身につく
「フランス語シャドーイング入門: 聴くと話すが同時に身につく」は、シャドーイング学習を繰り返し行うことで、フランス語の学習を進められる教材です。
この教材では、主にフランス語での日常会話や旅行会話、さまざまなフランス文化を中心としたトピックで例文が作られています。さらに文法などの詳しい解説文もあり、フランス文学、詩、シャンソンなどのフランス文化を学べるコラムがあるのも魅力的。
シャドーイング学習を進めつつ、フランス文化に対する理解が深められるのはうれしいですよね。
「フランス語シャドーイング入門: 聴くと話すが同時に身につく」は、シャドーイング学習をしながら、フランス語の文法や文化についても理解したい方におすすめの教材です。
3.改訂版 口が覚えるフランス語 スピーキング体得トレーニング
「改訂版 口が覚えるフランス語 スピーキング体得トレーニング」は、600の例文を繰り返しシャドーイングすることで、自然とフランス語が話せるようになることを目標とした教材です。
複雑な例文は少なく、初級者の方でもわかりやすい文法が中心になっています。
改訂版では、スマホ、モバイルバッテリー、交通ICカードなど現代に合わせた単語を使った例文が追加されているので、より実践的なフランス語を学ぶことが可能です。
付属CDは例文の読み上げ音声が収録されており、シャドーイング学習にはピッタリです。
豊富な例文が収録されているので、数をこなすことができ、さまざまなジャンルの表現を同時に学べます。フランス語の正確な発音を確認しつつ、シャドーイング学習を進められるのはとても便利ですね。
フランス語を始めたばかりの初級者から実践的な例文を学びたい中級者まで、幅広く対応できる教材です。
最後に:フランス語の音読学習を進めてリスニング・スピーキングを伸ばそう!
今回は、フランス語の音読学習の方法やおすすめの教材をまとめて紹介しました。
単語力や文法を理解することも大切ですが、音読学習を行うことで総合的な語学力向上にもつながります。
ぜひ今回紹介した学習方法やおすすめの教材を参考にしてみてくださいね!
また、教材を活用して音読学習をしたら、フランス語レッスンで実際にリスニング力やスピーキング力が向上しているか確かめてみるのもおすすめです。
おすすめのフランス語教室を紹介しているので、まずは無料体験レッスンから参加して見ると良いでしょう。
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